技術者のコミュニケーション向上支援
依頼の背景
研究所の所長が外国人で技術者とのコミュニケーションがうまくいかないとの相談を受けた。
課題
(1)日本人技術者は英語でコミュニケーションすることに苦手意識を持っている
(2)外国人マネージャーは日本人のシナリオが理解できない
解決策
クオータリーミーティングで外国人マネージャーに進捗レポートをおこなうためのプレゼンテーション支援を実施した。プレゼンテーションのテーマは実際の研究テーマをそのまま用いて、戦略作り、シナリオ構築、デリバリー、ビジュアル制作などを支援した。
成果
今回の学習でメンバーはプレゼンの基本的な技術を習得し、それを実践することができた。また、 英語コンプレックスを克服できるようになり、マネージャーからもプレゼンスキルの改善について高評価を得た。
支援期間
4ヶ月間
担当コンサルタントからのコメント
メンバーは研究開発の全体を捉えた上で、今回のプレゼンに成功するための戦略を立てるようになった。特に聴き手の属性を念頭に置き、聴き手に合わせたプレゼン(聴き手の聴きたいことを話す)を実施するようになった。 聴き手の聴きたいこと、聴き手のメリット、結論に対する論理性などをシナリオの中心におき、ロジカルかつダイレクトなプレゼンができるようになった。 言葉や価値観の違う人を相手にする際、必要な能力とは、英語力よりもコミュニケーション力である。 基本に忠実にプレゼン技術を磨き、いろいろな場面に活用することが重要で、さらにステップアップするためには、プレゼンの機会を積極的に捉えること。そして、さまざまなプレゼンを数多く実施することである。